山行報告詳細(2021年度)

第2700回報告     支部健康登山 №10 大山北尾根

実施日 8月4日(水)  天気 晴れ         係:小澤勝太郎、記録:古屋喜代子

報 告 ヤビツ峠で蛭対策を念入りにして出発。イタツミ尾根の歩き出しは息を整えつつゆっくり。今日は霧が湧き、麓の町や丹沢の山並みの展望は今ひとつだ。大山頂上到着後、小腹休憩中に奥社横から狸が出た。近くでヒグラシの声がした。登山者はちらほら。これから鉄塔側のフェンスを脚立で跨ぎ北進する。尾根のあちこちにマツカゼソウが咲いていた。西沢の頭は展望なく通過。ミズヒの頭で視界が開けたので昼食と記念撮影。ここからは西へ、更に鉄塔先の分岐を左に進み尾根を下る。木洩れ日の落ちる林は美しく吹き抜ける風の心地よさは格別だ。ツクツクホーシが鳴いていた。舗装路に出てから藤熊川沿いに歩く。木陰が切れると照りつける太陽が恨めしい。川から聞こえるヒグラシコーラスに耳で涼しさを感じつつ先を急ぐ。青山荘からヤビツ峠への近道は、荒れた川床を歩き川岸へよじ登りまた川床へ下ることを繰り返す。最後の登りは疲れた体にきつかったが、頑張った甲斐あり時間に余裕もって峠に戻れた。

コースタイム ヤビツ峠バス停9:17…本坂追分10:43/10:50…大山山頂11:05/11:25…西沢ノ頭12:00/12:00…ミズヒノ頭12:20/12:50…境沢ノ頭13:08/13:20…舗装道路地獄沢橋14:02/14:15…青山壮14:50/14:55…ヤビツ峠バス停15:30/15:46=秦野駅16:32 解散

参加者 ◎小澤、〇桜井、板垣、古屋、梶本、小泉、城戸、水鳥、高橋夫妻、小林(体験山行)  計11

第2687回報告     山梨百名山その10 瑞牆山・小川山

実施日 7月17日(土)~18日(日) 1泊2日係:久保正文、記録:高橋健二・久保正文

報 告 一日目 天気 晴れ 朝、韮崎駅に集合してジャンボタクシーで一路瑞牆山荘へ向かう。泊まるのは富士見平小屋なので森の中を歩き始めると、視界の開けたところに青空を背景に突然、雄大な瑞牆山が現れた。そこで写真撮影をする。また、爽やかな風の吹く緩やかな森の中を登ると水場があった。そのすぐ上が富士見平小屋だ。早めの昼食をとり、小屋泊組は必要な荷物以外は小屋に預ける。テント組はテントに荷物を置いて瑞牆山へ。平らな道を暫く行くと沢まで一気に下る途中で、素足に皮のサンダルをはいた男の子がいてビックリ。その後ろに歩いていたお父さんは何と裸足でまたまたビックリした。暫く行くと巨岩が現れ、桃太郎岩だ。やっと瑞牆山らしくなってきた。すると今度はOさんの靴底がはがれてしまい、ダクトテープで補修する。花はシャクナゲとゴゼンタチバナ(葉っぱが6枚になると花が咲くようだ)がほんの少し咲いていた。山頂は快晴で360度の眺めで、金峰山を背景に集合写真を撮る。登りは下る人との交差で大変だったが下りも急で時間がかかった。風もなく気持ちのいい一日でした。
二日目 天気 晴れ 諸事情により小川山参加者は2名(小澤、久保)のみとなり、予定を早めて富士見平小屋を5時出発した。小川山分岐までしばらくは昨日と同じ道を歩き、分岐から小川山へ向かった。緩やかなトラバース道が続き、2度の渡渉を経て金峰山方面への分岐の八丁平に到着した。八丁平からは、急な登りと緩やかな登りを繰り返しながら登っていき途中2カ所の岩場で眺望が開け、昨日の瑞牆山では雲がかかってよく見えなかった南アルプスが北の甲斐駒、鋸から南の聖まで一望できた。山頂直下の登りと廻り目平方面への分岐を過ぎてまもなく山頂に到着した。山頂は山梨百名山の標柱があるのみで、眺望はなく、人もいなくて静かだった。復路は来た道をそのまま戻り、早めに富士見平小屋へ到着し、テント撤収、荷造りを行い瑞牆山荘バス停に下山した。昨日の瑞牆山や近くの金峰山と比較すると登山者は圧倒的に少なく、山行中にすれ違ったのは3組のみだった。小川山へ参加しなかった7名は、富士見平小屋近くの鷹見岩周辺を散策し、鷹見岩からの絶景を楽しみ、一足早く瑞牆山荘バス停に下山した。

コースタイム 一日目 韮崎駅8:50=タクシー=瑞牆山荘バス停9:40/9:55…富士見平小屋10:55/11:50…瑞牆山山頂15:05/15:25…富士見平小屋17:45
二日目 富士見平小屋5:10…瑞牆・小川山分岐5:30…八丁平6:20…小川山山頂8:35/8:55…八丁平10:30…富士見平小屋11:35/12:45…瑞牆山荘バス停13:15

参加者 ◎久保、小澤○、桜井○、高橋(健)(記録)、小黒、梶本、小泉、水鳥、劉 計9名


第2693回報告        暑寒別岳・夕張岳

実施日 6月27日(日)~30日(水)係:小澤勝太郎、記録:高木千代美(暑寒別岳)、小澤(夕張岳)

報 告 1日目 晴れ/移動日 横浜YCATに集合(バス)=羽田(飛行機)=新千歳(JR)=札幌(バス  乗継)=増毛【泊】

2日目 晴れ/暑寒別岳 当初計画は雨竜沼湿原から入山予定だったが、吊り橋工事で登山口閉鎖中のため計画を変更。箸別…暑寒別岳…暑寒荘のコースとなる。登山口で朝食を済ませ虫除けをたっぷりとスプレーしネットも被って出発。ダケカンバとクマザサの茂る樹林帯を鈴を鳴らして歩いて行く。平坦な道が続き高度が上がらず2合目まで1:30かかる。足下にはマイヅルソウ・サンカヨウが見頃、沢の音も聞こえてくる。道の真ん中には熊の大きな糞を6ヶ所確認し跨いで歩き進む。4合目900mを超えると雪渓が現れ、キックステップで通過。雪解け水がチョロチョロと流れる石ごろの沢は足が取られて歩き難い。ブナの木は根元から大きく曲がり冬の雪深さを想像した。3ヶ所目の雪渓は斜度もあり軽アイゼンを装着。1000mを過ぎると山肌一面にマシケゲンゲやエゾノハクサンイチゲが咲く美しい花畑となる。風にそよぐ小さな花は山頂手前の分岐まで続き、箸別花のコースを楽しんだ。ケルンの積まれた頂きで山座同定。展望は良く、東にこの日歩くことのできなかった雨竜沼湿原の池塘や南暑寒岳が見える。昼食後はロープを伝って急坂を慎重に下り、途中扇風岩からは雪の残る増毛の山並みを目に焼き付けた。この日出会った登山者は単独3名。登山口へは宿の送迎利用。増毛【連泊】

3日目 晴れ/移動日 増毛から路線バスと高速バス「るもい号」を乗り継いで札幌経由で夕張市へ移動した。この日Aさんは体調不良で、明日の夕張岳は無理せずリタイアすることになり、この日に札幌から帰宅した。3名でレンタカーにて夕張市近くのビジネスホテルに投宿した。明日の早発に備えてコンビニで朝、昼の弁当を買い込む。

4日目 晴れ/夕張岳 350分に出発。車中で朝食をとり5時歩き出した。登山口から2本あるルートのうち緩やかな冷水コースをとり,帰路は急峻な馬の背コースを歩いた。選択は正解であった。石原平にはシラネアオイの群落が見事で「オー」と叫び出したい程であった。紫色以外の白色も見ることができた。また固有種のユウバリソウや無数の花が一斉に咲き出していて、花を愛でながら歩く快適な登山となった。夕張岳山頂は360度の展望ができて北海道の景色の広さが実感でき、コースは山頂往復で実歩行約8時間とちょっと長かったが、岩場や危険な個所は無かった。新千歳空港でレンタカーを返却して21時に羽田に到着し計画を終了した。

コースタイム 1日目(6/27)YCAT 6:20=羽田空港6:49/8:15→新千歳空港9:45/10:06→10:45JR札幌駅…時計台見学…札幌バスターミナル13:00=旧増毛駅16:24…ぼちぼちいこか増毛館16:30着
2日目(6/28)増毛館5:00=箸別登山口5:36/5:50…二合目7:24…三合目7:51…四合目8:15…六合目9:22…暑寒コース合流11:30…暑寒岳山頂11:45/12:25…佐上台15:10/15:25…暑寒壮登山口16:11/16:30=増毛館17:00着
3日目(6/29)増毛館7:10…旧増毛駅7:25=札幌駅BT10:40…レンタカー店13:00=旧南清水沢駅付近 夕張ビジネスホテル15:20=夕張市街ドライブ=ホテル17:30着
4日目(6/30)ホテル3:50=夕張岳登山口4:37/5:00…冷水の沢6:10/6:15…望岳台7:23/7:30…ガマ岩8:23/8:35…釣鐘岩9:04…夕張岳9:40/10:05…憩沢11:35/11:55…馬の背コース分岐12:45/13:00…夕張ヒュッテ 14:00/14:15…登山口14:26/14:40=レンタカー店15:30/16:00=新千歳空港16:15/19:10→羽田20:50着

参加者 ◎小澤、〇菊川、板垣、高木  計4名


第2644回報告          南蔵王縦走

 実施日 6月20日(日)~21日(月)                             係・記録:若生典男

報 告 1日目:曇り時々晴れ 参加者の希望もあり一日目の予定を大幅に変更し、早朝の出発となった。新幹線と路線バスを乗り継ぎ11時過ぎには刈田岳山頂駐車場に到着した。レストハウスで昼食を摂り、刈田岳山頂の蔵王刈田峰神社にお参り後、熊野岳へ向けて出発した。前日に東北地方が梅雨入りとなったが、強風ではあるものの雨には合わなかった。御釜も途中までガスに隠れていたがやがて姿を現した。今日の湖面は緑色だった。馬の背を進み火山岩のガレ場を登ると稜線上の避難小屋に着くが周辺のコマクサはまだ早かった。熊野岳に至り、帰りは中丸山へのコースを約100m下り、トラバース道で馬の背へ戻った。コマクサはまだ早かったがコメバツガザクラ、ミネズオウが点在し、足元はイワカガミロードとなっていた。刈田リフトで駐車場に下り、御田神園を訪問。ワタスゲの大群落に感激し、迎えのタクシーで遠刈田温泉に向かった。
2日目:晴れ 前日、刈田岳の山頂を踏んでいるので、予定を変更してエコーライン脇の刈田峠登山口から出発する。アオモリトドマツの立ち枯れが目立つ灌木帯を下り、刈田峠に着くとその先は登りとなるが、苦も無く前山を経て杉ケ峰に至る。ミヤマハンショウズル、ツマトリソウが咲き、花木で黄色のヒロハノヘビノボラズは初めての出会いだった。振り返れば刈田岳が同じ高さに望まれた。杉ケ峰からまた下りとなり、ベニバナヘビイチゴの濃厚な赤紫色に驚きながらやがて芝草平の湿原に入る。しかし期待のチングルマが見当たらない。居合わせた現地の人によると、先週火曜日に降った大きな雹が花を落としてしまったとのこと。よく見ると木陰には花が残っていた。寄り道の木道ベンチで休憩した後、屏風岳まで標高差200mを登る。ここからは見晴らしの良い、なだらかな稜線上を気持ちよく進み南屏風岳に至る。アズマシャクナゲは終わっていて二、三の花を見ただけだった。不忘山へは風化の進んだザレ道の急坂を下り、急登を登り返すが、ハクサンイチゲロードとして有名な箇所。盛期は過ぎていたがまだ十分に見応えがあった。不忘山山頂で下界を展望しながら昼食。最後は白石スキー場までの長い下りだが、これが予想外の悪路だった。前半のザレ場ではメンバーの過半が転倒した。中腹は土留めの柵が大きな段差となり、その下の溝が泥田というパターンが長く続き、通過に苦戦した。サラサドウダン、コヨウラクツツジ、ウラジロヨウラク、タニウツギ、コバイケイソウと豊富な花々が見られたが、鑑賞する余裕はあまり無く、終盤は急ぎ足を強いられ、タクシーが新幹線駅に着いたのは発車8分前だった。南蔵王はこの時期、ここに書き落としている花々を含めて、注意深く探索すれば、実に多種多様な花々の宝庫と云える。

コースタイム 1日目:白石蔵王駅発9:38=刈田岳山頂駐車場11:14(昼食)/11:45…熊野岳…田岳リフト乗場13:05=刈田駐車場…御田神園散策…刈田駐車場15:20=さんさ亭16:10

2日目:さんさ亭6:00=刈田峠登山口6:45/6:53…刈田峠7:15…前山7:50/8:00…杉ケ峰8:20/8:30…芝草平8:55(木道ベンチで休憩)/9:20…屏風岳10:05/10:15…南屏風岳11:00/11:05…不忘山11:55(昼食)/12:30…白石女子高小屋跡15:05…みやご蔵王白石スキー場15:15/15:20=白石蔵王駅15:50/15:58=東京17:48

参加者 ◎若生、桜井、水鳥、劉、小黒、梶本、湯浅、足立  計8


第2672回報告   山梨百名山その9 長者ケ岳・天子ケ岳

実施日 6月20日(日)   曇り                   係:久保正文、記録:板垣恵美子

報 告 何となくどんよりとした天気で、山行が終了するまで雨に会いませんようにと雨の神様に祈りながらの山行となりました。今回の登山は登り2時間、下り3時間半と下りがかなりキツイ山行でした。天気が良ければ 長者ヶ岳頂上から富士山がさぞかし素晴らしいだろうなあと思いながら先ヘと進み、天子ヶ岳を経由して白糸の滝までは、急な下りの連続でした。しかし、山紫陽花の群生が気分を癒してくれました。白糸の滝までの街道歩きは膝にきましたが、白糸の滝の素晴らしさに痛みも柔らぎました。楽しい山行でした。※計画書は6/19(土)予定でしたが、天候により20日(日)に順延して実施しました

コースタイム 富士宮駅9:15=タクシー=田貫湖畔登山口9:45/9:55…長者ヶ岳山頂11:50/12:25 …天子ヶ岳山頂13:20…白糸の滝15:55(白糸の滝見学)白糸の滝バス停16:40=バス=富士宮駅17:10

参加者 ◎久保、板垣(記録)、高橋(健)  計3名

実施日 6月20日(日)~21日(月)          係・記録:若生典男

 報告 1日目:曇り時々晴れ 参加者の希望もあり一日目の予定を大幅に変更し、早朝の出発となった。新幹線と路線バスを乗り継ぎ11時過ぎには刈田岳山頂駐車場に到着した。レストハウスで昼食を摂り、刈田岳山頂の蔵王刈田峰神社にお参り後、熊野岳へ向けて出発した。前日に東北地方が梅雨入りとなったが、強風ではあるものの雨には合わなかった。御釜も途中までガスに隠れていたがやがて姿を現した。今日の湖面は緑色だった。
馬の背を進み火山岩のガレ場を登ると稜線上の避難小屋に着くが周辺のコマクサはまだ早かった。熊野岳に至り、帰りは中丸山へのコースを約100m下り、トラバース道で馬の背へ戻った。コマクサはまだ早かったがコメバツガザクラ、ミネズオウが点在し、足元はイワカガミロードとなっていた。刈田リフトで駐車場に下り、御田神園を訪問。
ワタスゲの大群落に感激し、迎えのタクシーで遠刈田温泉に向かった。
 2日目:晴れ 前日、刈田岳の山頂を踏んでいるので、予定を変更してエコーライン脇の刈田峠登山口から出発する。アオモリトドマツの立ち枯れが目立つ灌木帯を下り、刈田峠に着くとその先は登りとなるが、苦も無く前山を経て杉ケ峰に至る。ミヤマハンショウズル、ツマトリソウが咲き、花木で黄色のヒロハノヘビノボラズは初めての出会いだった。振り返れば刈田岳が同じ高さに望まれた。杉ケ峰からまた下りとなり、ベニバナヘビイチゴの濃厚な赤紫色に驚きながらやがて芝草平の湿原に入る。しかし期待のチングルマが見当たらない。居合わせた現地の人によると、先週火曜日に降った大きな雹が花を落としてしまったとのこと。よく見ると木陰には花が残っていた。寄り道の木道ベンチで休憩した後、屏風岳まで標高差200mを登る。ここからは見晴らしの良い、なだらかな稜線上を気持ちよく進み南屏風岳に至る。アズマシャクナゲは終わっていて二、三の花を見ただけだった。不忘山へは風化の進んだザレ道の急坂を下り、急登を登り返すが、ハクサンイチゲロードとして有名な箇所。盛期は過ぎていたがまだ十分に見応えがあった。不忘山山頂で下界を展望しながら昼食。最後は白石スキー場までの長い下りだが、これが予想外の悪路だった。前半のザレ場ではメンバーの過半が転倒した。中腹は土留めの柵が大きな段差となり、その下の溝が泥田というパターンが長く続き、通過に苦戦した。サラサドウダン、コヨウラクツツジ、ウラジロヨウラク、タニウツギ、コバイケイソウと豊富な花々が見られたが、鑑賞する余裕はあまり無く、終盤は急ぎ足を強いられ、タクシーが新幹線駅に着いたのは発車8分前だった。
南蔵王はこの時期、ここに書き落としている花々を含めて、注意深く探索すれば、実に多種多様な花々の宝庫と云える。

コースタイム 1日目:白石蔵王駅発9:38=刈田岳山頂駐車場11:14(昼食)/11:45…熊野岳…刈田岳リフト乗場13:05=刈田
          駐車場…御田神園散策…刈田駐車場15:20=さんさ亭16:10

       2日目:さんさ亭6:00=刈田峠登山口6:45/6:53…刈田峠7:15…前山7:50/8:00…杉ケ峰
           :20/8:30…芝平8:55(木道ベンチで休憩)/9:20…屏風岳10:05/10:15…南屏風岳11:00/11:05…
           不忘山11:55(昼食)/12:30…白石女子高小屋跡15:05…みやご蔵王白石スキー場15:15/15:20=
           白石蔵王駅15:50/15:58=東京17:48

参加者 ◎若生、桜井、水鳥、劉、小黒、梶本、湯浅、足立  計8名

 


第2690回報告 会津蒲生岳

実施日 6月5日(土)~6月6日(日)                  係・記録:池田邦雄

報 告 6月5日 晴れ 東武浅草駅11:00発、会津田島から只見町営バスを乗り継いで16:44只見駅へ。駅から5分の、旅館みな川泊。百名山一筆書きで知られる田中陽希さんが浅草岳と会津朝日岳に登った際に宿泊した記念色紙が掲げてあった。夕食の際の余ったおこわ飯を、美味しいし勿体ないから翌朝も‥と言って朝食にも出してもらって食べきった。
6月6日 晴れ 5時朝食。6時宿の車で登山口へ。蒲生岳は、只見町からは裾野から山頂まで全体が見渡せる尖った山だ。この付近には火山活動が作ったとんがり山がいくつかる。6:15会津蒲生駅前の、山裾にあたる登山口(標高約370m)から出発。最初の100mはブナの森を急登、ヒメサユリが路傍に沢山見られるようになるとスラブの登山道が始まり傾斜が急峻になる。急斜面の落ち葉の道やスラブの壁を、鎖やロープを頼りに登ったりトラバースしたりを繰り返す。標高が上がると眼下に只見川の作った河岸段丘の中に箱庭のような只見の部落や青い田がよく見渡せる。7:10標高600m付近の夫婦松通過、ここからさらに急な登山路となるが、岩場の道は細くすれ違いが難しい。特に8人もの団体となると待機場所を決めるのも細心の注意が必要だ。9時山頂。山頂からは残雪の浅草岳・守門岳・会津朝日岳などが見渡せる。この日山開きが予定されていたが、コロナ禍で中止になったものの登山者は多く、狭い山頂は長くいられない。県内や北関東の登山者たちの訛りを心地よく耳にして9:30下山開始。下り斜面は登りより神経を使う。岩場や急斜面ではロープが何本も張られているため、登山者が増えると互いに待ち合わせ場面も増え時間がかかる。11:20登山口に戻る。往復4時間目処の行程に5時間を要することになったが、それらを想定して登山口には宿の車を待機するよう依頼しておいたため、復路の路線バス発車まで多少の余裕ができ、町営風呂に入浴し食事を済ませて只見駅を予定通り13:10発バスで帰路についた。蒲生岳は標高828mと高いと言えないが、全山岩場や急斜面が連続する山であることから、サブを2名にして間にも入っていただき、登山中は必要な間隔をとり、互いに前後を見守り安全な行動をするよう皆で心がけた。行程中、難所では一定の距離をとり、前後に声をかけあい、ロープなどの使用ルールの基本を忠実に守って行動した横浜支部のメンバーはしっかり基本を身に着けていると心強く思うと同時にメンバー各位に敬意を表し、この仲間たちを誇りに思った。今回の山行は、コンパクトだが変化の多い登山を経験できて実りある山行だった。

コースタイム 6月6日 6:15登山口発(蒲生岳南尾根コース)…7:10夫婦松…鼻毛通しルート経由…9:00山頂9:25発、
       往路を戻る…10:40夫婦松通過…11:20登山口。旅館車で只見駅へ。13:10只見発18:15浅草着。各自帰宅。

参加者 ◎池田、板垣、梶本、桜井、棟方、劉、〇足立、〇若生                    計8名


第2685回報告        佐渡ケ島 金剛山~金北山 

実施日 5月27日(木)~28日(金)                  係:板垣恵美子、記録:久保正文

報 告 5月27日 小雨 佐渡汽船両津港ターミナルで前泊組4名と夜行組4名が合流して山行  の開始となりました。午後から雨の予報で歩行時間短縮のため登山口を和木登山口(標高838m)に変更して登山口へタクシーで向かいました(当初予定は白瀬登山口(標高90m))。登山口で雨支度をして、しばらくは「石名天然杉遊歩道」の一部となっている登山道を登っていきました。周辺は樹齢数百年と思われる天然杉の林で、根が曲ったり、二股に分か
れた木が多く冬の環境の厳しさが想像されました。歩き始めるとオオイワカガミとカタクリの群落が迎えてくれコブシの花も残っていました。冬季の積雪のせいか横に伸びた木々が多く、ジャングルのような登山道を「アッタマー」と注意の掛け声を連発しながら進んで行きました。本降りの雨となってきたので、金剛山への往復はあきらめ、雪畑山を往復して昼食となりました。昼食後は緩やかなアップダウンを繰り返しながら進んで行くと、シラネアオイやヤマシャクヤクの花々に出会うことができ一同から歓声が上がりました。歩行途中は、残念ながら一面のガスでほとんど眺望はありませんでした。登山沿いの花々を楽しみながらドンデン池から尻立山を経由して、本日の宿泊場所ドンデン山荘に到着しました。
※佐渡観光案内「ドンデン山」より引用: 正式名はタダラ峰ですが、900メートル級の3つの山を合わせた高原一帯を「ドンデン山」と呼んでいます。頂の丸い山の意味「鈍嶺(どんでん)」に由来する通称が示すように険しい大佐渡山地のほぼ中央で、唯一穏やかな山容を見せています。あたりは高山植物や山野草の宝庫。「新日本百名山」や「花の百名山」に数えられ、春から初夏にかけてトレッキング客でにぎわいます。
    5月28日 曇り後晴れ 夜中に目が覚めると強風雨の音で驚かされましたが、朝には霧雨程度となってきました。しかし、風は相変わらず強く、雨支度をしての出発となりました。歩行時間短縮のため、しばらく車道歩きで金北山縦走路入口から登山道に入って行きました。昨日の雨のぬかるみと樹林帯の途切れる鞍部や裸地では、吹き飛ばされそうな強風でスクラム歩きを強いられる場所もいくつかありました。天気は回復に向かい、昼近くになると周囲の山や海も見えるようになってきました。登山道沿いには、シラネアオイの大群生地があり、感嘆の声が上がりました。途中の「役の行者」で昼食を取り、山頂直下の急登を登りきると今回の最高地点「金北山」に到着しました。金北山からの眺望は360度で、両津湾と真野湾や佐渡の山々を見渡すことができました。金北山からは、防衛省管理道路の車道歩きとなり、管理道路ゲート先の白雲台駐車場で迎えのタクシーで両津港に向かい山行は終了となりました。コロナ禍で2年越しで実施された山行でしたが、沢山の花と出会い佐渡の花々と大自然を満喫できた山行でした。
※今回の山行で出会った主な花: シラネアオイ、ヤマシャクヤク、オオイワカガミ、カタクリ、ヒトリシズカ、チゴユリ、ショウジョウバカマ (樹木系)コブシ、ヤマアジサイ、タニウツギ、ヤマツツジ、地元の人によると佐渡の山に花の多い理由は、鹿、猿、猪、熊などの動物(特に鹿)がいないことだそうです。但し、山ヒルとマムシはいるそうです。

コースタイム 1日目:和木登山口9:39…10:29和木山10:39…11:44雪畑山(昼食)12:05…13:59
 芝尻山14:19…14:29論天山14:33…15:14尻立山15:27…15:42ドンデン高原ロッジ(ド
ンデン山荘)
2日目:ドンデン高原ロッジ(ドンデン山荘)7:09…8:22マトネ8:39…9:31金北山の縦
走路9:33…三角点9:45…9:53真砂の峰10:01…12:16あやめ池…12:19役の行者(昼食)
12:40…12:57金北山13:15…14:27登山口(交流センター白雲台)

参加者 ◎板垣、〇小澤、小嶋、高橋(昇)、高橋(有)、水鳥、劉、久保(記録)       計8名

第2699回報告    塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳・焼山

実施日 5月22日(土)~23日(日)                  係:久保正文、記録:古屋喜代子

報 告 5月22日 曇り 早朝の小雨はすぐに上がったが、前日の雨により安全性を考慮し塔ノ岳までは表尾根ルートから大倉尾根ルートに変更となった。大倉からの登山道の始まりは きれいに舗装されて歩きやすくなっていた。観音茶屋は休業中。見晴らし茶屋は営業中。茶屋前で若者達が蛭退治をしていた。駒止茶屋(休業中)を過ぎてから新緑の中にヤマツツジの朱赤が目につき出す。堀山の家を過ぎ、緩やかな木道歩きと急な階段登りを繰り返し花立山荘に着く。富士山も鍋割山稜もミルク色の雲の中。小屋前のベンチで昼食をとる。
 頑張った自分へのご褒美にかき氷やお汁粉など賞味する。花立の岩ゴロ道でオキナグサが1輪うつむき加減に咲いていた。金冷シあたりからミツバツツジが増えてきた。鮮やかな赤紫色はトウゴクミツバツツジ(おしべ10本)で淡いピンク色はミツバツツジ(オシベ5本)か。塔ノ岳山頂でもまわりは雲に覆われで展望なし。土曜日にしては人が少なかった。塔ノ岳から下り始めた途端。たくさんのシロヤシオが迎えてくれた。階段状の道を下ったり登ったりしながら見事なシロヤシオの花に感動する。日高にかけてトウゴクミツバツツジとシロヤシオが並んで咲いていて見ごたえも十分。ユキモチソウやツルシロカネソウ、クワガタソウなども可憐な花をつけていた。竜ガ馬場でも遠望かなわず。丹沢山到着時にも山並みは見えなかった。夕方西の空がうっすらオレンジ色に染まる。明日の好天を
期待する。みやま山荘の夕食は品数多くおいしかった。
 5月23日 晴れ 富士山が長い裾野を引いた秀麗な姿を見せた。蛭ケ岳も見える。丹沢山からの下り道にもシロヤシオが青空に映え、清楚で気品のある姿はまぶしいくらい。急斜面はしっかりした階段が多い。不動ノ峰近くではブナの間にバイケイソウの群生が続いている。今年は花がないようだ。不動ノ峰手前に四阿がある。屋根も壁もあり避難小屋にもなりそうだ。すぐ近くにプレハブの作業小屋も立っていた。木道工事用と思われる。鬼が岩の上から蛭ケ岳がすぐ目の前に見える。鎖場は下り終えたと思ったらもう1か所あった。岩場を下り切って振り返ると2本の角が見えた。すぐ目の前に見えた蛭ケ岳はなかなかの登りだった。蛭ケ岳山頂ではよく晴れていたが雲がなかなか切れず、しばらく待っても山並みは望めないので、記念写真を撮って下りにかかる。蛭ケ岳からの下りはきれいな木の階段が延々と続く。両側は満開のシロヤシオ。シロヤシオロードと呼びたい。傾斜が緩やかになると周りはブナが目につく。若葉が透けて目が洗われるよう。姫次で休憩中、南に蛭ケ岳、西に檜洞丸が望めた。袖平山まで緩く上り下りして往復する。周囲はカラマツが多い。姫次から少し歩くと林の中に東海自然歩道最高地点の標識が立っている。左右
に分岐をいくつか見送って通過。黍殻山避難小屋で休憩中、蛭対策を念入りに行う。避難小屋は真新しくきれいで、トイレも外に完備している。小屋の周囲はそこだけかなり広い平地になっていて不思議な感じがする。黍殻山の登りはどうということはないが、下りは土が流失し木の根がむき出しになって痩せ尾根風でスリリングだった。焼山頂上で白樺林が出現する。白い幹と若葉が美しい。ここから先、急斜面に真新しい白いロープが何本も続いていた。気を抜かず慎重に下る。焼山登山口までは蛭街道の異名があるかないか知らないが、杉林や石畳の上に落ち葉が積もり日当たりも悪くてジメジメしている。1,2匹は目にしたけれど、快速で通過して被害なし。登山口バス停からタクシーで橋本に向かい横浜線で帰途に就く。ツツジは4種類の花が見られ、シロヤシオを満喫した。ラッキーハッピーサプライズの2日間だった

コースタイム 5月22日 大倉バス停8:45…雑事場の平9:45…駒止茶屋10:35…花立山荘12:15/12:45…塔ノ岳山頂13:25/13:40…丹沢山15:15 みやま山荘泊
5月23日 みやま山荘6:00…蛭ヶ岳山頂8:25…姫次10:35…袖平山11:05…黍殻山 避難小屋12:10/12:35…焼山14:00…焼山登山口バス停15:55

参加者 ◎久保、〇板垣、古屋(記録)、小黒  計4名

第2665回報告    山梨百名山その8 白鳥山

実施日 4月24日(土)   晴れ                       係:久保正文、記録:水鳥妙子

報 告 快晴の中、芝川駅を出発。富士川沿いに歩き釜口橋を渡る。川岸の大きな藤の花がみごとに咲いている。
内房橋を渡り20分で本成寺脇の登山口に着き登山開始。山梨百名山の中では最も低い山と聞き心も軽い。緑の木々の中を快調に登り、白鳥山山頂に到着。山頂から富士山がとても大きく見える。山頂には武田信玄の時代に狼煙(のろし)台があったと記されていた。昼食後下山、芝川駅で一旦解散し、希望者(全員)で富士宮市内の富士本宮浅間大社に参拝、名物の富士宮焼きそばを食べ帰宅した。

コースタイム 芝川駅9:55…登山口10:30…白鳥山山頂12:05/12:45…登山口14:00…芝川駅14:30(一旦解散し、参加者全員で富士宮市内富士山本宮浅間大社に参拝後帰宅)

参加者 ◎久保、〇板垣、水鳥(記録)、足立、劉、湯浅  計6名

第2679回報告           滝子山

実施日 4月21日(水)    晴れ                   係・記録:桜井素子

報 告 山梨百名山の滝子山山行は参加希望者多かったので、安全に登る為に2回に分けて人数を少なくして実施する事になった。(2回目4月29日はコロナ自粛で中止)
初狩駅からタクシーで大鹿林道途中まで行った。そこから少し歩くと急斜面の入口に補助ロープがかかっている登山口に着いた。暫く歩くと次第に傾斜がきつくなり岩稜帯が始まる。片側が切れ落ちた岩場を喘ぎながらよじ登って行くと、新緑の木々の間にミツバツツジが映えて疲れた体を癒してくれる。しかし、登ってもお目当てのベニバナコイワカガミは一輪も咲いていなかった。急峻な岩場の連続が過ぎるとようやく浜立山分岐に着きほっとする。そこで富士山を見ながら昼食を取る。そこから急登箇所を登ると滝子山山頂で、山頂からは富士山や三ツ峠、大菩薩嶺、八ヶ岳などの山々が見える。360度の絶景の眺望を堪能し初狩に向けて下山する。男坂を下ると開けた檜平に着く。その後ジグザクの杉林の道を下り、何度か沢を渡り返すとやっと林道終点に出た。歩き疲れたのでタクシーを呼んで藤沢子神社から大月に向かった。注意を要する連続した岩稜帯を慎重に登った為、予定のコースタイムよりはるかにオーバーしてしまったが、念願の寂ショウ尾根を無事に歩けて全員満足の山行であった。

コースタイム 初狩駅8:40=タクシー=滝子山登山口9:50…浜立山分岐13:30/14:00…滝子山14:35/14:55…檜平15:35…林道終点17:40…藤沢子神社18:10=タクシー=大月駅18:30

参加者 ◎桜井、○菊川、小泉、棟方、梶本、劉  計6名

第2677回報告  県内を海岸線沿いに歩く第1回(横浜駅東口~本牧埠頭)

実施日 4月21日(水)   晴れ                   係・記録:齋藤郁夫

報 告 支部創設60周年の企画として提案し採択された第1回目を漸く歩き出した。昔の国鉄時代の高島貨物駅や三菱重工業の跡地を偲ばせるものは皆無に近く、整備されているみなとみらい21は高層ビルが立ち並び近代的な景観だが、何か冷たい感じが有って馴染めない。
1ヶ所だけ海水に触れる場所が有ったがゴミが多くてパスする。左手に海を眺めつつ赤レンガ地区・大桟橋など名所を辿り、山下公園の芝生の上で昼食、ツツジが満開、チューリップは満開を過ぎていた。山下埠頭に「ガンダム」が展示されていたが妙に不釣り合いな感じ。山下橋~新山下地区~本牧埠頭は殆ど海岸に近づけない。頭上に高速道路、歩く道は殺風景でウォーキングには適していない。ゴールの海釣り公園で解散。歩数約27000歩。物好きな参加者に感謝。次回は海釣り公園~本牧地区~三渓園~根岸駅のコースを検討中。

コースタイム そごう裏9:40…赤レンガ倉庫11:30…大桟橋12:00…山下公園12:30/13:10…海釣り公園15:50

参加者 ◎齋藤、板垣、渡部、西川、足立、小澤  計6名

第2673回報告   本部合同祈念山行 大野山

実施日4月11日(日)  快晴                        係:斎藤郁夫、記録:梶本弘子

報 告 御殿場線「谷峨」駅9時40分集合でしたが、この日は団体のハイカーがいくつも集合し、コロナ禍とは思えない程の人で10時には出発する事ができました。登山道もしばしば渋滞になる場面もあり、密にならないように気を付けていた。登山口からは、スミレが足元を楽しませてくれて、鮮やかなヤマブキや八重桜が沢山の花をつけていた。富士山は頭のあたりに雲がかかり全貌は見られなかったがその姿は山頂に着くまで見え隠れしていた。
12時40分には頂上に到着し、早速記念樹の桜を見に行くも、やはり葉桜ではあったがほんの少し花が残っており、薄いピンクの花が私達を待っていてくれたようでした。その他の山桜は見事な満開状態。遮るものの無い山頂では、丹沢の山々が爽快な気分にさせてくれるパノラマが広がっている。大勢のハイカーが思いおもいの場所で昼食をとっていたが、広いので密になることはない。今回の目的でもある本部祈念山行で、「2021年宣言」を発声。
1.コロナ終息 2.会員の健康寿命延長 3.新ハイキングクラブ100年存続 少し声は小さかったけど皆さんで声を合わせて宣言をしました。13時20分には下山し、途中の旧共和小学校跡近くでシャガの群生が広範囲に広がっていて、しばし撮影会になりました。
道は乾いていましたが、危険な場所もなく登山口まで下山。駅までの国道264が長いのですが、15時30分には山北駅に到着し解散しました。

コースタイム 谷峨駅10:00…嵐10:30/10:37…頼朝桜休憩所11:10/11:20…東屋12:10/12:20…
大野山12:40/13:20…共和小学校跡14:20/14:25…山北駅15:30解散

参加者 ◎斎藤(郁)、〇小澤、板垣、梶本、菅野、城戸、高橋(有)、高橋(昇)、水鳥、劉、和
智、支部参加者11名(本部参加者5名)  計16名

第2670回報告 今熊山~刈寄山

実施日 4月1日(木)  曇りのち晴                  係・記録:池田邦雄

報 告 この日朝方は雲が多かったが時間経過とともに青空になり、横浜で最高気温20度と暖かい。今熊山登山口という名前の停留所で下車。バスの道沿いに桜や花桃、薄紫の三つ葉つつじが密に咲いていて皆嘆声を上げた。バス停から1㎞の平坦な舗装道路を今熊神社まで約20分。今熊神社を取り巻く境内一帯は大樹の山桜・花桃・連翹・三つ葉つつじなどが盛りで、圧倒的な量とそのコラボの美しさに皆感動した。花に囲まれた神社の石段を登り
奥の院である今熊山に向かう。神社から上は奥多摩特有の杉桧の森になる。今熊山頂手前の展望台でちょっと休憩。山頂は森の中で眺望はない。ここから刈寄山へ標高差約180m距離にして2.9㎞先へ向かう。途中、落葉高木のクヌギなどの新芽も美しい。良く踏まれたハイキングコースで急な登りも長い下りもなく、ほど良い山道を歩く事2時間弱。戸倉三山の一番東に位置する刈寄山頂着。大岳や馬頭刈山など北側に開かれた展望をおかずに加えて昼食を楽しんだ。12時過ぎ山頂をあとにし、刈寄川沿の林道出合まで約45分、350mの急降下。林道に出て約40分予定通りに沢戸橋バス停に帰着した。刈寄山からの急降下時の渡渉や小さな岩場下りなどに際しサブの小沢さんが要所でサポートしてくれた。山麓では桜やつつじの大樹の花盛りだが、足元の野草は多くなかった。カンアオイ、ヤマルリソウ、キケマン、ムラサキケマン、エイザンスミレ、ナガバノスミレサイシン、ヨゴレネコノメ、ニリンソウ、ヤマブキなど。スミレは各種あれども種類は多く同定は難しい。

コースタイム 今熊山登山口バス停8:15…8:40今熊神社…9:05見晴台9:20…9:35今熊山9:45…11:25刈寄山  
       12:05…12:50林道…13:35沢戸橋バス停

参加者 ◎池田、〇小沢、板垣、小泉、桜井、湯浅、劉  計7名

第2658回報告 山梨百名山その7 棚横手山・甲州高尾山

実施日 3月27日(土)  天気 晴れ               係:久保正文、記
報 告 好天に恵まれた久しぶりの支部山行。勝沼ぶどう郷駅のホームに降りると満開の桜、その先に冠雪の南アルプスが広がっていた。タクシーで葡萄畑の中を大滝不動尊登山口までいく、急登の階段を上ってお詣りをして、杉林の登山道を進む。稜線に出るときれいに冠雪した富士山が現れる。稜線を棚横手山まで登り、折り返して稜線に沿って甲州高尾山へゆく。落ち葉の積もった長い下りを降り大善寺を経由して駅まで歩いた。

コースタイム 勝沼ぶどう郷駅9:00=タクシー=大滝不動尊登山口9:30…棚横手10:50…富士見台(昼食)11:35/12:05…甲州高尾山12:35…大善寺14:40…勝沼ぶどう郷駅15:25

参加者◎久保、〇豊澤、足立、小澤、梶本、小泉、桜井、芹沢、高橋(昇)、水鳥、劉  計11名

第2665回報告 支部健康登山 №8 
        明神ヶ岳

実施日 1月6日(水)  天気 晴れ   係:板垣恵美子、記録:高木千代美

報 告 大雄山駅に集合した6名はバスに乗り、終点道了尊で下車。新年のお参りをした後、境内の明神橋を渡って登山道へ入る。暫くは杉の大木が聳え立つ寺の山林を登っていく。植林の杉林や背丈ほど深くえぐられた山道を歩く頃には、青空は消えてどんよりとした空模様となる。勾配は途切れることなく続き、時々休憩をして息を整えながら見晴らし小屋に辿り着いた。更に進むと水場の明神水だが、この日は一滴の水も流れていない。途中、霜柱が土を押し上げてキラキラと白く光っている。ススキ原を過ぎると最後の踏ん張り所となるぬかるみだ。僅かな距離だが赤土の泥んこ坂道はなかなか手強い、足が滑る。靴底にたっぷりと泥を付けて、やっとの思いで稜線に出た。間もなく先客4名が休憩している山頂に到着。辺りは一面霧に包まれ見晴らしはなかったが、頬を刺す冷たい空気がなんとも心地よい。ランチ休憩の後は笹や雑木林の道を下り、宮城野営業所前バス停にて解散。無事に一日を歩き終えてそれぞれの帰路についた。

コースタイム 大雄山駅8:34…道了尊8:45最乗寺初詣…明神ヶ岳登山口9:25…見晴小屋11: 30…神明水12:02…明神ヶ岳12:22/13:04…宮城野分岐13:47…明星ケ岳14:35/14:40 …宮城野営業所バス停15:50 解散

参加者 ◎板垣,〇小澤、高橋(有)、高橋(昇)、高木、城戸(体験)   計6名