支部山行「矢平山」
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甲州街道沿いを流れる桂川にかかる塩瀬大橋を渡る。登山口までは舗装された道を行く。 新緑の淡い緑が陽射しに照らされて眩しい。
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登山道に入る。沢沿いをしばらく登る。沢を詰めると斜面のトラバース道になり、所々に崩壊箇所がある。転落防止の為のトラロープが随所に設置されているが少し歩きづらい。
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矢平山がこんもりと聳えている。 比較的マイナーな矢平山だがピラミダルで大きく、立派な山に見えた。
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寺下峠の少し手前から向こうの山が見える。コースは全体的に展望が無くずっと森林の中を歩く。この山域はスギ・ヒノキの人工林が少なくて、コナラやモミジ類やブナなどの落葉広葉樹が多い。
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自宅の庭にもあるタツナミソウ、野草で見る姿は始めて。支部山行で参加した幕山の梅園で見た事がある。ようやく寺下峠に到着。お昼の休憩タイムとする。
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丸ツック山を登ってから矢平山に行こうと考えていたが、出発時間の遅れと皆が望まない「空気」を感じて丸ツック山は巻いてパス。
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矢平山の露岩の登りが続く。昼食後で眠気も出始めて急な登りと岩の道できつい。頂上はまだか?。
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矢平山の頂上には三等三角点があり標識が木に縛り付けられている。
そもそも矢平山は「やだいろ」と読む様である。甲斐国志には「ヤダイロ峰」と出ているそう。
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たくさん並んでいる姿を、「稚児行列」に見立てたことからの命名とある。
尾根伝いをしばらく歩くと「御座敷の松」に到着し、そこで休憩。武田信玄公由来の松を近年植樹しなおしたものらしい。
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河合峠に下りる登山道には「ヤマツツジ」が咲いていて新緑の緑色と赤のコントラストがき
れいだ。この山域の美しい新緑と小さなかわいらしい花達との出会いを楽しめた一日だった。
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