支部長から矢筈山の山行写真と記事を頂きました。有難うございます。
第2514「矢筈山」(816m)(2018.12.01)
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伊東駅から天城高原行きのバスに乗る。12月に入り天城山の登山シーズンも終わったのか乗車する人は少ない。富士見台で下車。鹿路庭峠まで車道を歩く。
登山道には3ケ所の窪地がある。2番目の窪地。朝の陽が落ち葉を照らしきれいだ。
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青空に紅葉した木々が窪地の周りを彩る。晩秋でのひとときの佇ずまい。
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窪地を過ぎると本格的な登りになる。孔ノ山(アナノヤマ)と呼ばれる溶岩ドームの山が見える。その山の上の方に富士山がそびえ立っていた。
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富士見平と勝手に呼んでいる。この山で唯一富士が見える平らな登山道の一角で早速のお昼。
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矢筈山の山頂に到着。2700万年前に噴火した矢筈山。指導標がその頂きを表している。
少し離れた露岩からは大室山が見える。
大室山は国の天然記念物。北東麓に岩室山溶岩ドーム、南に森山溶岩ドームを形成。溶岩流がその先きにある城ヶ崎海岸をつくる。
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山頂直下にある岩の割れ目からは暖かい温風が出ている。
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ここも温風が出ていて「コケ」に滴がついている。
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窪地に下りて来た。「孔ノ山」側の斜面の紅葉。
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東日本でコケの有名な所は奥入瀬渓谷・鳥海山元滝・五百羅漢・尚仁沢湧水・乙女滝
チャツボミゴケ公園・吐竜の滝・白駒の池と言われている。ほとんどが渓谷とか池とか滝とか「水」に関係している場所。この山の様に湿地帯(窪地)から外れている傾斜地の溶岩に付着の「コケ」はめずらしいと感じた。
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伊豆半島というのは遥かな南の海から北へ移動してきて日本列島にくっついたという テレビの番組を見たが、不思議な半島・火山の半島でもある。
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今回のGPSの軌跡
この日は矢筈山を貸し切り状態で楽しむ事が出来た。昨年訪れた同じ時期ではジオパークのツーアトレッキングが開催されていて30人を越すパーティや何組かの登山者で賑わった山域でしたが、今回は静かな山旅を過ごせた。
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